CDができるまでの流れを知ろう③ 編曲家・アレンジャーの仕事

CDができるまでの流れを知ろう③
メロディーを盛り上げる伴奏を考える
編曲家・アレンジャーの仕事

ま:引き続き「CDができるまで」の図を見ながら読んでくださいね~

【編曲家(アレンジャー)の仕事】

け:曲(メロディー)が決定したら、次は編曲(アレンジ)の発注ですか。。。
り:歌詞は?
師:それも平行して発注することが多いが、
最終的に歌詞が出来上がるのは、ボーカル録音の直前じゃったり
することが多いんじゃ。
レコーディングスタジオでボーカル録音のセッティングをして、
待っていると、歌詞がFAXで送られてくる、、ということが
多かったのぅ。
け:か、カッコいい~、というか、ギリギリ、というか。。

【どういう編曲(アレンジ)にするか】

あ:ということは、編曲家(アレンジャー)は、歌詞がどういうふうに
なるのか分からない状態で作業するんですね。
師:そうじゃのぅ。
だから、作詞家と編曲家には同じコンセプトを共有してもらうために、
・大まかなテンポ(早め/ミディアム/バラード)や曲調/ジャンル
・明るい/暗い/長調/短調
・舞台/地域/国
・年齢/音域(高め/低め)
・・・・・・etc.
などの情報を作詞家と編曲家(アレンジャー)に渡すんじゃ。
り:で、それを分かりやすく具体的に説明するために、
以前のヒット曲などを参考曲に挙げて「あんな感じで」という風に、
リクエストをされることが多いんですね。
け:作曲家のデモテープに入っていた編曲(アレンジ)は使われないんですか?
師:基本的なコード進行やパターン、イントロなどのポイントになるメロディーは
そのままネタとして採用することも多いが、それ以外はゼロから考えることがほとんどじゃ。

【編曲(アレンジ)はほとんど「決め打ち」 コンペは少ない】

わ:とは言え、やっぱりまずは「誰に頼むか?」ですよね?
師:そうじゃのぅ。これも
・決め打ち
・コンペ
の2パターンある。
しかし、実際には編曲は8割がた「決め打ち」なんじゃ。
ま:えぇ~?そうなんですか?
わ:ど、どうしてですか?
師:詳しくは、この後の「編曲家の仕事ぶり」を読めば分かるので、
最後に解説しよう。
ただ、編曲(アレンジ)のコンペは、応募する編曲家(アレンジャー)側の
リスクも大きいので、あまり行われていないんじゃ。
あ:そうか。
作曲家のデモテープは作業的に1日以内で作れるけど、
編曲家(アレンジャー)のデモテープとなると、3日くらいかかることも
ありますもんね。
け:え、そんな早いの?1ヶ月くらいかかるんじゃないの?
り:ケンジ~、ツッコミどころが違うって。
そこは、
「3日もがんばってデモテ作ったのに、落選したら収入ゼロ?」やろ!
わ:ということは、新規参入は作曲家よりも難しいんですね。。

【編曲(アレンジ)の値段】

け:気になる編曲家(アレンジャー)の収入は?
師:印税制になっている作詞家・作曲家と違い、編曲家(アレンジャー)は
基本的に「1曲いくら」の報酬(ギャランティ)制じゃ。
あ:編曲(アレンジ)には著作権が無い
→JASRACや芸団協が関与せず、他に印税を管理する団体も無い

http://www.geidankyo.or.jp/top.shtml

からですね。。
ま:日本作編曲家協会(略称JCAA)というのはあるようですが、
まだまだ「作編曲家の地位向上を目指す」ところのようです。

http://www.jcaa1970.com/info.htm

り:実際、1曲いくらくらいなんですか?
師:これがピンキリじゃ。
・製作の目的(本番CDなのか、プロモーション用のデモなのか)
・予算と販売枚数予測
・楽器編成
・編曲家(アレンジャー)の実績
・制作費(オケ製作スタジオ代・演奏代・マニュピレート代)込みか別か
・納期(締め切り)
で、1万円から50万円くらいまでかのぅ。
け:い、1万円?
師:例えば、
「まったくの新人編曲家(アレンジャー)がデモの仕事をもらいました」
という場合。
・製作の目的:新人アーチストプロモーション用のデモ
・予算と販売枚数予測:発売はしない。製作予算10万円
・楽器編成:打ち込みと編曲家(アレンジャー)が演奏できるギターのみ。
・編曲家(アレンジャー)の実績:新人編曲家(アレンジャー)
・制作費(オケ製作スタジオ代・演奏代・マニュピレート代)込み
・納期:3日
わ:これだと、当然、外部のレコーディングスタジオは使えないので、
自宅スタジオ=宅録でがんばるしかないわけですね。
ま:今やポップスの編曲家(アレンジャー)には、DTMやDAW、宅録は
絶対に必要です♪
け:え、でも製作予算は10万円もあるのに、なんでアレンジは1万円?
あ:そこは新人アーチストのボーカルを売り込むのがメインなんだから、
・ボーカルのレコーディングスタジオ
・レコーディング/編集エンジニア
の方を重視して、ボーカルをとにかく良くしたいと考えるんじゃない?
り:さすがプロデューサー志望!
師:実際、これぐらいのデモ製作じゃと、プロの編曲家(アレンジャー)に頼むよりは、
作曲家にプラスアルファでお願いすることの方が多いんじゃ。
わ:CDになるわけじゃない = 利益が上がらない = 予算も限られる
ってことですね。(-_-;)
師:本当はCD・アーチスト製作に必要な工程なんじゃがのぅ。。
あ:作曲家は、この時点では印税は入らないけど、アーチストのデビューが決まれば
シングルA面でなくても、カップリングやアルバムでは使ってもらえる可能性が
あるので、安い値段でも請け負ってしまうんですね。
ふむふむ、なるほど~($_$)☆ミ
け:め、目が怖い~っ

 





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CDができるまでの流れを知ろう② まずはメロディーだけ 作曲家の仕事
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CDができるまでの流れを知ろう④ 歌詞を作る 作詞家の仕事

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