作詞家の仕事

作詞家は「決定した曲(メロディー)に歌詞をつける」仕事。
そう、メロディーが先に決まっているので、文字数やリズム、イントネーションの高低はメロディーに従う必要がある。
・メロディーは変えてはいけない
・アーチストのイメージを生かす
・季節や舞台、テーマは細かく指定されることもある。
・CMなら商品名を連呼することも
・アニメ主題歌ならストーリーも脚本に従う
たくさんの制約があるが、この制約を「楽しむ」くらいでないと作詞家にはなれない。
【待遇】
・音楽出版社・作家事務所と契約するか、フリーランス。
・月給は無い。(逆に時間の拘束もされない)
・詞が採用されれば約半年後、印税のうち半分が音楽出版社に抜かれ、残りが振り込まれる。
  ※印税については別途まとめて紹介します。
【仕事ぶり】
1.曲が決定後、音楽出版社や作家事務所に「コンペ」のお知らせが来る。
  締め切りは1~3日。倍率は20倍以上。
2.あなたのケータイかメールに音楽出版社・作家事務所から連絡が入る。
3.作曲家の簡単なデモテープ(と時には譜面やコンセプト資料)を取りに行く。
 今はメールなどで済む場合も。
4.締め切りまでにFAXやメールで提出。
5.場合によってはレコーディング時に待機し、歌いにくいところなどその場で修正することも。
【なるのに必要なもの】
・締め切りが短く、採用されなければ一銭にもならない。採用されても一曲数千円~数万円。
 そのため、とにかく「早く」「たくさん」「質の良いものを」書く必要がある。
 知人の作詞家は「1曲20分で書く」と言っていた。
 「作詞家になりたい」と専門学校に入っても、2年で10曲も書かないのでは話にならない。
 友達のバンドに歌詞を提供するなど実戦経験も大事。
・既成曲をよく研究する。
 韻、比喩、暗喩、小道具、表現方法、心理など先人の技術を盗みながら、
 一方で、使い古された言葉を簡単に使ってしまわないよう注意する。
 新しい作家には最低限の技術とともに、「新しい言葉」「新しい表現」が求められる。
・「物書き」である以上、正しい日本語を知り、古典小説などをしっかり読んでおく。
 人間として自分を磨き続けないと、「表現したいもの」が無くなってしまう。
・「新しいもの、新しい言葉」に常にアンテナをはりめぐらせる。
・上記のように不安定で収入も少ない。
 ほとんどの作詞家はライターなどの副業をしている。
 「物書きとして何か表現し続けていないと死んでしまう!」というような人が多い。
・歌い方を説明するために、譜面の音符にあわせて歌詞を書き込む必要があることも。
 「メロディーを聞きながら、譜面を追える」程度には音楽の知識が必要。
・「言葉のプロ」としての知識
 例えば「高い音でイ段は出しにくいがア段は出しやすい」など。
 イントネーション辞典、同義語類義語辞典、韻を踏むための逆引き辞典も
 普段から見ておこう。
・1ヶ月で100曲書く。
 最初のうちは自分の好きな既成の歌詞のイメージなどがあり、「そんな風にしたい」という
 邪念が混じる。そんな邪念も30曲くらいでネタ切れになる。100曲過ぎた頃からが
 本当のあなたの作品になってくる。
・音楽出版社・作家事務所のオーディションに応募する。(レコード会社ではない)
 「既成曲に自分で詞をつけたもの」が100曲くらいになったら、ベストのものを2-3曲
 選んで応募しよう。

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